ガンプラ旧キット合わせ目消し接着剤
旧キット攻略:スナップフィットではない昔のモナカキットの作り方
接着剤が必要でパーツの合わせ目がガッツリ出る「旧キット」。現代のHGやMGとは全く違う楽しさがある、昔のガンプラの基本的な作り方と合わせ目消しを解説します。
旧キット攻略:接着剤必須の昔のガンプラの作り方
パーツをパチパチとはめ込むだけで完成する現在の「スナップフィット」方式のガンプラは、バンダイの驚異的な技術の結晶です。しかし、1980年代から90年代前半にかけて発売された、いわゆる「旧キット(箱の側面に接着剤が必要と書かれているもの)」は作り方が全く異なります。
パーツが左右対称の2つのパーツで合わさる(通称:モナカ割り)構造の旧キット。現代のキットとは違う「プラモデルを作る醍醐味」が詰まった旧キットの攻略法を紹介します。
1. プラスチック用接着剤(セメント)を用意する
旧キットにはピンやダボ穴がないため、そのままではパーツがバラバラになってしまいます。「プラモデル用接着剤」が必須です。
- タミヤセメント(白瓶・角瓶): トロッとした定番の接着剤です。両面の接着面に塗って貼り合わせます。
- タミヤセメント(流し込みタイプ・緑瓶): サラサラの液体です。パーツ同士をピッタリ合わせた隙間に、筆の先でツンと流し込んで毛細管現象で接着します。現在はこっちが主流で使いやすいです。
2. 最重要テクニック「合わせ目消し(ムニュ着)」
旧キットの腕や脚は、必ず真ん中にパーツの分割線(合わせ目)が出ます。これを綺麗に消すのが旧キット制作の基本にして最大の山場です。
- 接着剤をたっぷり塗る: 合わせたい2つのパーツの接着面(フチ)の両方に、タミヤセメント(白瓶)を少し多めに塗ります。すぐに貼り合わせず、プラが少し溶けるまで1分〜2分ほど放置します。
- 強く挟み込む(ムニュッ): パーツをピッタリと合わせ、親指と人差し指でギュッと強く圧着させます。すると、溶けたプラスチックの接着剤が合わせ目の隙間から「ムニュッ」とはみ出してきます。
- 数日乾燥させる: はみ出した部分が完全に硬化するまで、3日〜1週間ほど放置して乾燥させます。プラスチックが融合して一体化します。
- ヤスリで削る: 完全に乾いたら、はみ出た「ムニュ」の部分を、金属ヤスリや紙ヤスリ(#400 → #800)で削り落とします。すると、パーツの分割線が魔法のように消え、最初から一つのパーツだったかのような表面になります!
3. 旧キットの関節(ポリキャップレス)への対処
古いキットには、関節機構に滑らかな動きをさせる「ポリキャップ」が使われておらず、プラスチック同士を擦り合わせて動かす(ヘタりやすい)構造になっています。
- 塗装の注意: 関節のプラスチック部分に塗料を厚塗りしてしまうと、動かした時にすぐに塗膜が剥がれたり、ギチギチになってパーツが割れてしまうことがあります。可動部分は少し削って隙間を空けるか、マスキングして塗装を避ける工夫が必要です。
- 固定モデルと割り切る: どうしても関節が弱い場合は、「一番かっこいいポーズで関節ごと接着剤でガチガチに固定してしまう」というのも、旧キットモデラーの立派な解決策の一つです。
まとめ
旧キットは「作りにくい」「色分けがされていない」というハードルはありますが、自分の手で作るからこそ「ヤスリがけ」や「塗装」の基礎技術がしっかり身につく最高の教材でもあります。(そして何より価格が驚くほど安いです!) 最新のキットの合間に、ぜひ一度ノスタルジー溢れるモナカキットの接着に挑戦してみてください。