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ガンプラデカール失敗対策テクニック

水転写デカールの失敗回避:白く浮く「シルバリング」の防ぎ方

水転写デカールを貼った後に余白が白く光って浮いてしまう「シルバリング」現象。その原因と、初心者が失敗しないための確実な対策方法を解説します。

水転写デカールの失敗回避:白く浮く「シルバリング」の防ぎ方

ガンプラの情報量を格段に引き上げる水転写デカール(スライドマーク)。しかし、乾いた後にデカールの透明な余白部分が白く反射して浮いて見えてしまう失敗、いわゆる「シルバリング」に悩まされる初心者も多いはずです。今回は、シルバリングが起きる原因と、それを防ぐ確実な手順を解説します。

1. シルバリングの原因は「空気の層」

シルバリングは、デカールのフィルムとパーツの表面の間に微小な空気が入り込んでいることで発生します。 これは主に以下の2つの理由で起こります。

  • パーツ表面の凹凸(つや消し状態): パーツがつや消し状態(表面がザラザラ)のままデカールを貼ると、そのザラザラの隙間に空気が残りやすくなります。
  • 密着不足: デカール内の水分を綿棒などで押し出す作業が不十分で、フィルムが完全にパーツに密着していないケースです。

2. シルバリングを防ぐ3つのステップ

ステップ①:光沢(クリアー)で表面をつるつるにする

これが最も重要かつ確実な対策です。デカールを貼る前に、パーツ全体に**光沢クリアー(ツヤあり)をスプレー(またはエアブラシ塗装)**して、表面を平滑(つるつる)にします。 つや消しのザラザラを一時的になくすことで、デカールが隙間なくピタッと密着するようになります。(すべてのデカールを貼り終えた後で、最後につや消しクリアーを吹いて質感を整えます)

ステップ②:マークセッター(軟化・接着剤)を使う

水だけで貼るのではなく、デカール専用の助剤を使用します。 クレオスの「マークセッター」など、デカールを柔らかくしてパーツに馴染ませる成分と、接着成分(糊)が含まれた液剤をパーツ側に1滴垂らしてからデカールを置くことで、密着力が劇的に向上します。

ステップ③:綿棒で中心から外側へ水分と空気を抜く

デカールの位置を決めたら、乾いた綿棒を用意します。 デカールの中心から外側へ向かって、コロコロと綿棒を転がしながら水分と空気を押し出します。このとき強く擦るとデカールが破れるので、優しく転がすのがコツです。

3. デカールを貼る前のお湯の活用

おまけのテクニックとして、デカールを水に浸す際、冷たい水ではなく**「ぬるま湯」**を使うと、デカールのフィルムが柔らかくなりやすく、パーツの曲面などにより馴染みやすくなります。

まとめ

「シルバリング」は気をつけていても起きてしまう厄介な現象ですが、**「光沢下地にする」「マークセッターを使う」「丁寧に空気を抜く」**という基本の手順を踏むことで、ほとんど防ぐことができます。 デカール貼りはガンプラ制作の中でも特に集中力が必要な工程ですが、綺麗に貼れた時の仕上がりは格別です。焦らず丁寧に作業を進めましょう!